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詐欺手口には様々なものがありますが、その中でも返金請求が困難になってしまうケースが多い事例を紹介します。
仮想通貨で支払いを行った場合
近年、詐欺集団の手口として、銀行振込やクレジットカード決済でお金を搾取するのではなく、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を搾取する手口も増えています。
詐欺業者が指定した仮想通貨ウォレットにビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を送金してしまうと、送金した仮想通貨の回収が困難なケースがあります。
その理由として、仮想通貨ウォレットは、そのウォレット(口座)が誰のものなか、所有者の本人確認ができない場合があるためです。
例えば、ビットフライヤーやコインチェックなど、日本国内で金融商品取引業者として登録している仮想通貨取引所などのウォレットは、口座作成の際に身分証確認や本人確認を行う工程があるため、そのウォレットが誰の名義のウォレットであるのか確認することができますが、海外のウォレットなどの場合、本人確認ができない匿名性の高いウォレットが多数あります。
そのような匿名性の高いウォレットに仮想通貨を送金してしまうと、ブロックチェーン上で送金した仮想通貨を追跡することはできますが、仮想通貨そのものを取り戻すことが困難なケースがあります。
業者に対して起訴を起こすなどの対応や、粘り強い交渉を行うなどの対応もありますが、銀行振込やクレジットカード決済で支払った場合と比べると、仮想通貨による支払いは返金が困難になりますので、怪しい業者には仮想通貨で支払いを行うのは絶対にやめましょう。
ロマンス詐欺では仮想通貨の送金による詐欺被害が多く、返金が困難なケースが非常に多いです。
→詳しくはロマンス詐欺の返金方法をご覧ください。
現金をバイク便や郵送で送った場合
悪徳詐欺業者の手口として、支払いの際に郵送やバイク便などで現金を指定の住所に送らせる手口があります。
そもそも、現金をこのような方法で送付することは禁止されており、このような支払い方法を求めてくる業者はほぼ確実に詐欺業者だと疑ってください。
また、このような方法で現金を送ってしまった場合には、返金請求が困難になりますので、絶対に気をつけてください。
現金を直接手渡しで支払った場合
詐欺業者から指定された待ち合わせ場所での現金の手渡しによる支払いや、自宅まで詐欺業者が現金を受取りに来るというパターンについても、このような方法で支払いをしてしまうと返金請求が困難になってしまいます。
印鑑や拇印、支払いの領収書などを用意してもらったとしても、悪徳詐欺業者はそれらを偽造している可能性もありますので、くれぐれもご注意ください。
現代において、銀行振込やクレジットカードを使わずに、現金の手渡しによる支払い方法を求められること事態を怪しいと思ってください。
上記に返金が困難になってしまう支払い方法を掲載しました。
返金請求を行うためには、いつ、いくらを、誰に支払ったか、という証拠や記録を残しておくことが重要です。
銀行振込やクレジットカード決済による支払いは、銀行口座やクレジットカード会社に記録が残るため、返金請求を行うことが可能ですが、仮想通貨や現金での支払いは返金が困難になってしまう場合が多いため、くれぐれもご注意ください。
上記のようなケースは返金が難しい場合が御座います。
その他の返金成功事例は［詐欺返金の解決事例］のページをご覧ください。
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